8,000km走行でも、キャリパーの汚れはかなりのものです

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意外とすごいブレーキダストの量

走行距離15,000km時のオーバーホールから8,000kmを走行した時点で、前後ブレーキキャリパーのメンテナンスを行いました。

少し早いのですが、前回、ブーツやクリップなどの消耗品を交換していなかったのと、ここのところバイクを押していると「シャリシャリ」とパッドがディスクに当たっている音がするので、これもきっかけとなりました。

エンジンをかけて走行しているとこの音は聞こえませんが、それだけダストによってパッドの戻りが悪くなり、軽く接触したままの状態が続いてしまうんですね。

また、パッドの減り具合も確認したかったので、いっその事とオーバーホールする事にしました。

キャリパーの状態

R25の元々の純正キャリパーはブリードスクリューを折ってしまって救出できなくなり、ヤフオクで落札したキャリパーごと交換しているので、現在はゴールドになっています。

比較のために清掃した元の純正キャリパーと写真を並べていますが、8,000km走行しただけでこれだけ汚れます。

リアブレーキでもこの状態で、フロントはもっとダストが出ていました。

パッドピンも磨き上げたのですが、それでもこれです。これもパッドの動きを左右するので本来なら交換が望ましい部品ですが、今回はそのまま使用しています。

また、ピストンはダストによって傷が付いたりもします。今回もフロントの分には横方向へ軽く傷がついていました。なので、元の純正キャリパーの物と交換しています。

このピストンは押し出されながらも、パッドとディスクとの摩擦で引きずられて回転するんでしょうね。その時にダストによってこのような傷が付いてしまうんですね。恐ろしい力です。

まあ、時間をかけて磨けば取れると思いますので、次回メンテナンスの時に状態を見て、その時はどちらを使うか判断します。ですが、これもあまりにひどい場合だと交換が必要になってしまいます。

これらは全て交換するとそこそこ金額もするので、こまめにメンテナンスする方が長持ちすると思います。ただし、キャリパーのシールはオーバーホール毎に交換が必要です。

あると便利な工具

ピストンを外すのにアストロプロダクツのツールを使っています。布で挟んでペンチで抜く方もいますが、やはり傷は厳禁なのと、2,000円以上するものが多い中で手頃な価格とアストロブランドという事で専用工具を使っています。

あと、キャリパーシールの溝の掃除には、同じくアストロの物を使っています。これも同じ理由で、お手頃価格と品質がポイントです。

ブレーキフルード交換までするか、しないか

パッドの交換までならフルードの交換までしなくとも済みます。ただしこの場合、キャリパーのピストンを掃除できるのは、外す手前のギリギリのところまでです。

なので、どうしても中途半端な感じはしますので、私はいっその事ならと思い、オーバーホールとフルードの交換・エア抜きまでやっちゃいます。

冒頭のキャリパーの汚れ具合を見る限り、ブレーキって過酷な状況で速度を落とす事に奮闘してくれている訳ですから、気持ちよく作動する事が前提ですし、何より性能を維持するためにはメンテナンスが大事かなと思います。

ちなみにR25のブレーキは効きが甘いとよく言われますが、先日、Moto GPのビデオを見ていて、あのロッシでもフルブレーキが必要な時には教習所握りのグッパー状態でかけているのを見て真似したら、結構効きました。

片押し2ポッドでも本気で握ればかなりの制動力を持っている事の証明で、その性能を維持するためにもこまめにブレーキのメンテナンス、特に消耗品の交換は必要だなと感じた次第です。

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