『デイトナ D-UNIT防水タイプ購入!』蛸みたいなこいつは、使えるのか?

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ん? なぜ、2台目?

ヒューズを一元管理できるところと、容量を差し替えできる点がいいなと思って、GSX-S750用にと購入したのが4系統非防水のD-UNITでした。

で、実際に取り付けてみたのですが、まず本体が大きくてGSXでは設置場所がない。仕方がないので、シート下のフレーム上にある樹脂パーツの突起をペンチで切り取り、まず地均しをしました。

狭いポイントになんとか押し込んで両面テープで固定しましたが、やはり配線が集中するのが邪魔なので、それぞれ三方向へタイラップで固定し干渉しないようにしてみたのです。

まあ、これはナイスアイデアでしたが、ここで一つ問題が起きました。D-UNITに配線を直接繋ぐ事ができるボルトが太すぎて使いずらく、あれこれやっている内にフタを壊してしまい固定できなくなってしまったのです。

言っちゃなんですが、ここのボルトが太すぎます! これに繋ぐ端子って工業製品レベルの大きさになるんですが、デイトナさんはあまり考えてないでしょうね。

仕方なく、全ての配線が終了してからベタつかないようにナシジテープで固定はしたのですが、走行中の振動によりすぐ外れてしまい、そうなるとホコリも入るし電気にはよろしくない。

かといって、R25のようにリレーと配電盤を使って自作しようにも、このバイクの方がよりスペースがないので、「え〜い、邪魔くせ〜」と、防水タイプをポチりました。

防水タイプD-UNITの使い勝手は?

これ、最初は小さな個体の中にヒューズが入っていると思ってまして、それが切れたらどうやって交換するんだろうと思っていたのですが、「PTCサーミスタ」というもので過電流を制御しているようです。

PTCサーミスタは、室温付近ではほぼ一定の抵抗値ですが、ある一定の温度を超えると、抵抗値が急上昇する電子部品です。当社では、「ポジスタ」という登録商標を取得しています。

ー 過電流保護 ー
電子回路に異常が起こった場合、大きな電流 (過電流) が流れます。

ポジスタでは、この特性を利用して、過電流が流れた時に他の電子部品に過電流が流れないように回路の電流を制限する事が可能です。

回路の電流を制限することができ、過電流を保護することができます。

株式会社村田製作所より引用

と、何やら難しい感じなんですが、ヒューズの代わりにこのような技術を使っているんですね。

本体から伸びた3系統ある配線にはギボシ端子がカシメられていて、長さもあるのでカットせずでも取り回すことによって、結線ポイントをズラす事ができます。

ただ、このギボシ端子なんですが、エーモンなどで売っているサイズより小さい(CA/CB103)規格なので、専用の物を付けないと大きさが合いません。

大きさの違うものを無理に繋ぐと、接触不良を起こしてしまう可能性もありますので、私はギボシをカットし、手元に余っていたカプラーで繋ぎました。

と言うのも、この(CA/CB103)ギボシはエーモンに比べて結構高いんですよ。前回は買いましたけど、1回カシメに失敗すると約90円損をしますからもったいない。

それに、カシメができる方ならコネクターの端子をカシメるのも同じ作業ですし、何より振動に強いので安心です。

本体からの配線は7.5A×2と5A×1の3系統ありますが、7.5Aは4Aまで、5Aは2Aが推奨電流となっています。

それぞれ配線にはアンペア数が表示されているのでわかりやすいのですが、配線をカットすると長さの都合で使えなくなりますのでご注意を。

ちなみに、今は配線を外して使っていませんが、R25で使っていたKOSOのグリップヒーターでもMAXで3.1Aでしたので、バイクに関連するアクセサリーに使用しても問題はなさそうです。

収納性の問題

これは優秀です。本体自体もこっちの方が小さいのと、無用なフタもないので好きなところに設置できます。

写真はわかりやすいように配線を引っ張り出していますが、GSXはシート下に物を固定するには狭いけど、適当に配置するなら結構なスペースがあるので、フロントシートとリアのスペースを活かしてD-UNIT・警報アラーム・ドラレコを収納していますが、まだ余裕はあります。

それと、防水なので、どうしても設置場所に困ったら車外に取り付ければいいので使い勝手はとても良いです。

ACC電源について

バッテリーに直接配線を繋いで、ACC電源ONで本体に電源が流れるのですが、ここにもあの(CA/CB103)ギボシが付いています。なので、ギボシで結線するか、端子を交換するかを考える必要があります。

ACC電源はプラスだけ繋ぎます。マイナスはバッテリーと繋ぐ配線でアースを兼用しているので必要ありません。

GSXはこのACC電源を、キタコの電源取り出しハーネスでテールランプから取りました。

ハーネスのギボシ端子は(CA/CB103)メスギボシが付いているので、そのまま結線できます。アース側は一応車体に繋いでいます。

このハーネスのアース線は、結線が必要なのかどうかは取り付けを急いでいたので検証していません。

で、初代D-UNITは何処へ?

GSXで気を良くした私は、余ったD-UNITをR25に取り付けてみたのです。配線を振り分ければいけるだろうと思いながらやってみましたが、やはり本体がデカすぎる。

シート下のホーンリレーを移設してそこに取り付けたのですが、配線が集中してシートが収まらなくなりました。

リアシート下は、警告アラームとドラレコでいっぱいなので、D-UNITのように「決まった形で設置する」ような商品は、スペースの少ないバイクではきついかもしれません。

結果、悪戦苦闘してあれこれ場所を探しましたが、諦めました。ヒューズの一元管理だけが良いところで、あとは「う〜ん」と言うのが正直な感想でしょうか。

結果、どちらのD-UNITが良いのか?

3系統(防水タイプ)では最大容量は決まっていますが、もし、容量が2A程度のアクセサリーを5Aの方に繋いでいたら、5Aまで流れてしまう可能性があるのはちょっと怖いかな。

でも、推奨電流は表示されている半分程度なので、恐らくそのあたりで使っていれば問題はないのかと、勝手に思っています。

なので、心配な場合はその先にヒューズをかました方が安心ですが、4系統(非防水)の方はヒューズ容量を交換できる点はとても良いと思います。必要な容量までヒューズを下げておけば、万一の過電流でも安心だからです。

ただ、本体も大きく、一番のネックは配線の集中なので、スペースの限られたバイクでは3系統(防水タイプ)の方が使いやすいと、両方使ってみた私はそう思っています。

追記

やっぱり使おうって事で、R25に取り付けました。
しかも、設置場所はここしかない!と自負しています。

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