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『デジタルトルクレンチ』これ、使うのが難しいと感じるのは私だけかな?

DIY整備で専用工具、特にトルクレンチなんて必要なのか?

私の結論は、作業効率が全然違いますので、素人がやるにしても専用工具はあった方がいいと思います。

例えば、電線を切る・被覆を剥く・端子をカシメるなどの作業はペンチでもできそうに思います。ですが、この三つの作業には三つの道具が必要です。

切るためにはケーブルカッター、剥くのにはケーブルストリッパー、カシメには電工ペンチと、それぞれの役割にあった工具を使い分ける方が効率よく作業が進みます。

実際、私もペンチで切ると剥くをやりましたが、やはりうまくいかないし、カシメにおいては電工ペンチでないとできないのです。仕上がりは同じように見えても、線を引っ張ると抜けちゃうし、接触不良が起きると火が出ます。

配線一つとってもこんな話なので、車体を構成するボルト類はもちろんですが、カウルを止めている小さなピンひとつとっても、強度を計算した上で絶対に必要な部品です。

そう考えると、メーカー指定のトルク管理ってDIY整備をする上では無視できないし、そのための工具も必要になってきちゃうんですよ。

という事で、買ったデジタルトルクレンチですが…

デジタルトルクレンチの長所

  • トルク設定が簡単
  • 小さなトルクから計測できる
  • 使用後に最小目盛りに戻す必要がない
  • 締め付けたトルクを数値で確認できる
  • なんか、かっこいい

プレセット(シグナル)形トルクレンチの長所

  • 設定値に達するとカクンとなるので、オーバートルクになりにくい
  • 後は… 特に無い!

デジタルでのトルク値設定は簡単で、後はグリップを握って締め上げて行くだけです。設定値に近付くと軽く光と音で知らせてくれて、設定値に到達すると連続した光と音で教えてくれます。

ですが、この時にはまだ腕には力が入っており、鳴った、止めた、では行き過ぎるのです。ここが一番の欠点でしょうか。締めすぎてしまいます。

かと言って、ジワジワと締めていれば、これもオーバートルクになりやすい。この辺りの力加減が非常に難しいと感じるのがデジタル式であり、プレセット形は終わりがわかりやすい「カクン」が一番の長所でもあるのです。

じゃ、デジタルは無しなのか?

いや、これは慣れの問題だと思います。自分の締め付け方のクセとか、道具との相性とかで何度かやっている内に、「このタイミングで止める」というのが出来上がってくると思うのです。

ただし、低トルクで締める小さなボルト類へ使うのは、デジタルに慣れてから行った方が無難だと思います。

というのも、50も60もと言うトルクなら少々オーバーしてもボルトも太いし、強度もあるから折れるなんて事は避けれると思うのですが、5や6なんてトルクだと、ボルトも細く、少しオーバーしただけで折れる可能性が高くなるからです。

実際、私もブリードスクリューを折ってしまい、キャリパー交換なんてバカな結末を迎えた事もありましたし、カウルのボルトなんて簡単に折れます。

赤丸のところが、折れたブリードスクリュー

こんな細いボルトを救出する事は、素人ではまず無理ですし、プロの整備士でも困難な作業と聞いていますので、そういった事態を招かないよう、慣れてから低トルクに使用するのがベストな選択だと思います。

「だとすると、やはりトルクレンチはプレセット型(シグナル式)なのか」。と言う話になりますが、私の答えは自分で買っていながら申し訳ないですが、やはり「Yes」です。

素人が使うには、あの「カクン」が非常にわかりやすいと思うからです。で、私のように購入順序を間違わず、目的にあったレンジのものを購入するのがベストだと思います。

もし、複数のトルクレンチ購入をお考えなら、全てプレセット型で揃え、低トルクには東日5〜25N-m・中トルク用にも東日10〜50N-mを、それ以上のトルク用には東日でなくても、日本製のトルクレンチなら間違い無いと思います。

じゃ、デジタルはどうするの?て話ですが、結論としては好みの問題かなと思います。私は使いにくいと感じたのでほとんど使っていませんが、大切な道具なのでコレクションとして置いています。

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