『関西のタイチと関東のコミネ』ライダーに対する思いの違い

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バイク用品の雄、RSタイチ vs コミネ

関西の雄のRSタイチ。元プロライダーの吉村太一氏が現役引退後に立ち上げた会社で、モトクロスライダーとしての経験とバイクに対する情熱から生み出されるアイテムには根強いファンも多いブランドです。

方や、関東の雄のコミネ。ホンダの販売代理店から始まり、バイクメーカーとして独自に車両を販売する事からスタート。その後、バイク用品メーカーとして変革を遂げ、コスパに優れた製品はお財布にもライダーにも優しく、愛用者も多いブランドです。

そんな両社のアイデンティティの違い、関西と関東という気風の違いもあってか、サポート対応もかなりの温度差があったので、今回取り上げてみた訳です。

何があった? タイチ君

まず、タイチ。電熱グローブ用の車両配線キットを取り付けて、いざグローブに繋ぐと片方のロゴのスイッチが光らない。

配線とグローブ、どっちが原因?と、左右の配線を入れ替えてコネクターをグリグリとコネ回すとロゴが点く時もある。

あ〜、これはグローブのコネクターが接触不良だわと、素人にもすぐ分かる現象。どこの国で作らせているか知らないけど、ジャパンクオリティならこんな事は起きないレベルだなと思いました。

で、メーカーへ連絡すると対応は早かった。折り返しのメールはもちろん、電話もかかってきて状態を確認してくれて、コネクターの不良だと思われるので交換しますと。

方法としては、まず交換品を先に送くるので、その配送業者に不良品を渡してくれとの事。季節は真冬だったので、電熱グローブが手元から無くなるロスを回避してくれたのは有り難かったです。

その後、不良品がタイチに届いてから検品をした結果も連絡をくれました。う〜ん、満足。

何があった? コミネ君

コミネのモトファンゴというライダージャケットを10月11日に購入。11月に入ってから使用して、二週間ほどで袖口のベルクロが引っ付かない事態が発生。この事象については以下の記事で詳しく書いています。

で、11月14日早朝にコミネサイトから連絡。同日に折り返しの返信と、対応は早かったけど、まず、購入日と購入先を確認させて欲しいとの事。

購入が10月11日とのことですので対応させていただきます。

本メールに楽天ショップさんの注文履歴画面のスクショなどを添付してお送りください。(お手数かけてすみません。購入日の裏付けが必要になりますのでご容赦ください)

メール原文

で、その日のうちに送りましたよ。

しかし、ファイルが小さすぎて見えないと言われ、仕方がなく、翌15日(金)の早朝に状態を撮影した動画をユーチューブに、写真をYahoo!ボックスに貼り付けて、そのアドレスをメールで送ったのです。

が、が、が、それまでタイムリーにやりとりできたのに、その日には返信がなく、土日を挟んで週明けの月曜日にも連絡はなく、改めて「ファイルの確認はできましたか?」と、再度メールを送っても連絡は来ずでした。

仕方がなく、電話をかけてメールの内容を確認してもらう事になりましたが、こんな対応でいいの? コミネさん。

コミネからは、今回の状態は修理対応と言われていまして、ジャケットを東京まで送りベルクロを交換して返送されるとの事。その間も季節は進み、冬用にと購入したこれを着用できない期間が1週間〜10日ほど発生するんですけどぉ。

ライダーを仲間と思うのか、それとも消費者ととらえるのか

アイデンティティの違いか? 関西と関東の気風の違いか? 今回の件は、商品の違いもあって一概には言えないけど対応にも違いがあると思いました。

始まりのスタンスが違う両社は元プロライダーのアイデンティティが根付いているのと、ライダーに対しての用品を開発してきた社風の違いなのかわかりませんが、どこに主眼を置いているかの違いもあるんでしょうね。

両社のホームページを見比べても、商品を日本語で表記するタイチ、英語表記で海外ブランドかとイメージを先行するコミネと、ライダーに対する位置付けが、仲間と消費者のように違うんじゃないかな。

一つの商品、一人の担当者の対応なので全てがそうだとも言い切れないのですが、そこは一事が万事です。

一人の自由でやって良いのは消費者を思いやっての行動で、コストのかからないレスポンスの良い対応というのは会社のイメージを左右するものです。

そういった意味では、タイチの勝ちです。

まぁ、毎日いろんな相談・クレームが来て忙しいと思うし、メーカーにとっては山ほど作ったうちの一つの商品の事だし、毎度、交換なんてできないとは思います。

ですが、おそらく多くのライダーは、電熱グローブも冬用ジャケットも一つしか持っていないと思うので、冬用のアイテムに関してはもう少し配慮が欲しいなと感じたのです。

車検の時の代車じゃないけど、貸し出し用のジャケットがあるとか、せめて「修理の間は大丈夫ですか」なんて配慮してくれたら、こっちも意気に感じて夏用ジャケットの上に着込んで凌ぎますよ。

だって、ライダーの安全性を高めて欲しいと願って、プロテクター入りのジャケットを販売しているんでしょうからね。その辺りのコンセプトと対応の温度差を感じた一件でした。

2019年12月4日追記

この話には続きが起きましたので、新しく記事をアップしています。

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