GSX-S750に装着した、Amazon中華製ドラレコ『VSYSTO』

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今回も、中華製ドライブレコーダーです

国産のドラレコはまだまだ高いので、今回もAmazon中華ブランドVSYSTO製のドライブレコーダーにしました。

同じものをR25に取り付けてから1年6ヶ月が過ぎましたが、いまだ問題なく作動しているのでそこそこ信頼性はあるかと。ただし、今回はディスプレイなしのバージョンです。

ディスプレイのありなしで2,000円ほど変わりますし、そもそも、シート下に収容しているので画面を見る事はありませんので最初からこれを選択すればよかったのですが、当時は画面があればセッティングが楽かなと思ったのです。

ですが、画面を見ながら位置決めをするより、搭載されているWiFiと専用アプリを繋いで確認する方が断然使いやすいので、バイクに使うならこちらがおすすめです。

なお、ドラレコの取り付けは納車と同時に行っていたのですが、これについての記事を書いていなかったので、今回取りまとめています。

取り付けの問題

本体の大きさ、厚みは、スズキの純正アラームとほぼ同じでなんとかシート下には収まります。電源の接続もそれほど難しいものでもなく、私の場合はデイトナの防水電源ユニットから分岐していますが、消費電力も小さいようなのでヒューズから電源を取り出しても可能だと思います。

黄色の丸がドラレコです

難点は、電源・カメラなどの配線がやたら長い事です。そのままの長さで収めるとシート下の貴重なスペースを占有してしまいますので、電源取り出しの配線は切断して短くしています。また、カメラを繋ぐコネクターも大きいので取り回しに工夫が必要です。

黄色の丸がドラレコです

あと、消費電力ついてメーカーに問い合わせたら

お世話になっております。
弊社商品をお買い上げ頂きましてありがとうございます。
本体の消費電力は5V400mAです。
ACC電源ケーブルの暗電流は0.6mAです。
ご了承の程よろしくお願いします。
Annieより

との返事がきました。

本体の消費電力が0.4A? ほんまかいなと思いますが、一応、1Aのヒューズを付けておきました。

それと、メーカーによる「ACC電源ケーブルの暗電流は0.6mAです」という説明が意味不明で、ACC電源はキーONで初めて電気が流れるはずなのに暗電流なんてあり得ません。

他の方のレビューでもバッテリー上がりが起きた事があるようで、恐らくですが、バッテリーに直接主電源を繋いでしまうとACC連動ではなく、メモリー維持のためか、他の要因のために常時電気が流れている可能性があります。

なので、ACC電源は本体プラス配線とまとめて、車体側でキーONしないと電源が流れないようにしています。

カメラ取り付け位置

フロントはメーターの上に

配線の取り回しは、メーターの横あたりから内部に放り込んでいます。

リアはフェンダーの上に

このバイクを探していた時、同じ場所にカメラを取り付けているのを見たのですが、それはフェンダーに穴を開けて配線を隠していました。私はそこまでの勇気がないので、そのままにしています。

動画撮影クオリティは?

動画の記録形式はMPEG2-TSで保存されます。この形式は、MacのQuickTime Playerでは再生が可能ですが、WindowsのMedia Playerでは再生できないようです。

MPEG2-TS

MPEG2-TSの『TS』は、トランスポートストリームの略で、映像や音声、文字などのプログラムをまとめて1つの流れとしています。

全体のデータ(PES)を細かく区切って伝送し、区切ったデータにIDを付与することで、データの入れ替わりを防ぎます。

映像や音声はおなじIDを持つため、受信側は受像機を用いて元のデータに戻すことができます。

また、複数のチャンネルを同時に伝送するため、データの欠落など多少のエラーが起こりやすいことが想定されています。

そのため、受信側で誤り修正やデータの欠落を認識し、元のPESに戻します。

HYTEC INTER Co., Ltd.より引用

なお、スマホの専用アプリではドラレコの電源が入っている状態に限り、撮影したファイルを再生する事が可能です。

フロント録画ファイル『MP4変換』

リア録画ファイル『MP4変換』

フロント・リア共にMP4に変換していますので、走行中の他の車両のナンバーは読みずらいのですが、MPEG2-TSファイルのままでの再生では、この動画よりかなりはっきりと撮影されていて判別可能なレベルです。

写真は、動画の一部を適当にキャプチャしたものですが、もっと注意深く、振動の少ない場面を切り取ればナンバープレートを判別するには十分だと思います。

最後に、中華製らしいなと思うところ

R25に取り付けている同じVSYSTOのドラレコと、今回のものは動画の保存形式が違います。このように、同じような機種・性能に見えてもバージョンアップを繰り返しているのが中華製の面白いところです。

これはドラレコだけに限らず、手元にある中華製インカムも製造時期の違いによってバージョンが変わり、電源ONで流れるガイダンスが英語からたどたどしい日本語に変わるなんてのもあり、それに伴って中身もバージョンアップしているのです。

同じVSYSTOのドラレコ2台を比較すると、今のところ、このディスプレイ無しの方が録画の保存状態も良く、ファイルが破損している事もありません。もう一つの古い方は熱による影響でしょうか、たまに再生できないファイルもあるのでこっちの方がマシだと思います。

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