ブリヂストンS21で、6万円ほどかかるんですケド
私のGSX-S750に標準装着されるタイヤはブリヂストンのBATTLAX HYPERSPORT S21で、カテゴリーとしてはライフよりグリップを優先したスポーツタイプのもの。カリカリに攻めるタイプではないけど、そこそこハイグレードなタイヤです。
そしてS21の進化版としてS22も選択肢になるのですが、この辺りのものだとセットで45,000円前後はします。これ以外に工賃と廃タイヤ処分費、バルブ代なども必要となるので予算としては6万円近くみていないとダメです。
純正タイヤは1年・10,000kmもったので、その性能からしてライフは長かったと思うのですが、もう1台所有するR25の場合は、バイアスタイヤという事もあって前後で2万円ほど。工賃を含めても3万円あれば大丈夫です。
これでライフは15,000kmはもつので、2回交換する間にGSXでは3回交換する事になり、30,000km走った時点では6万円vs18万円と3倍の維持費がかかります。
通勤が主で峠を攻める訳でもなく、バイパスの急なカーブや交差点でヒザを擦る事もなく、タイヤの端っこは地面と接触した形跡もないので、この3倍の維持費は費用対効果に合っていないと思って次のタイヤを考えました。
命を預けているのはわかってはいますが…
という事で、タイヤについて色々と調べていたら台湾メーカーのナンカンというブランドを発見しました。Amazonで前後セットが25,000円ほどと激安です。
これをスカブ時代にお世話になったショップへ直送して交換すれば安く済むじゃんと思って、改めて工賃を確認すると前後で1万円。バルブをゲイルスピードのL型に交換しても4万円で収まる計算になります。
スカブ時代はタイヤ料金に工賃が含まれていたので気にならなかったのですが、前後で1万円は結構強気な料金。なら、一度、R25のタイヤ交換をした別のショップで確認しところ、ここも大型バイクになると処分費などを含めて9千円と料金アップ。
どちらにしてもタイヤ自体が安いので、そこそこ手軽な金額で収まりそうだけど品質はどうなんだという事で、他の方のレビューなども参考にして考察すると、価格以上に性能は良いみたいです。
ただ、私は手組みしませんがこのタイヤはリムがめっちゃ硬く、特に取り外しの際にホイールを傷つける可能性が高いらしい。その割に乗り心地はソフトとの声もある。
驚くほど硬いって、タイヤチェンジャーでもヤバイのか?なんて想像すると、う〜ん、微妙だわ。
結局は、大手量販店が安かった
最終的にはツーリングカテゴリーからタイヤを選択する事にし、ピレリならエンジェルGT・ミシュランはPILOT ROAD 4・ダンロップではロードスマートあたりを目安にして2りんかんへ下見に行ってきました。
タイヤセット3万円台が今回の予算。すると、エンジェルGTⅡではなく、エンジェルGTのセットが32,800円(税込)でワンセットだけ残ってるのを発見。
他に目ぼしいものがなかったのと、これから先に売れているというのは、皆さんも同じように「これなら安いかも」と思うんでしょうね。なので私も便乗して、GTⅡが出ているので設計自体は古いけど、ツーリングタイヤとしての評価が高いという事で即決しました。
開発当時はかなり力を入れていたと思えるプロモーションも見つけました。動画ではやたら水の中を走っていますので、ウェット性能は良さそうですね。
気になる料金は?
- タイヤ 120/70 180/55セット 32,800円
- 工賃 4,950円
- L型エアバルブ(ゲイルスピード)2,860円
- パンク補償(1年間) 3,300円
- ゴムバルブ2点 242円
- タイヤ処分費2本 594円
合計:44,746円(税込)となり、純正装着のS21を購入する金額で、工賃・L型バルブ・パンク補償までカバーできた計算になります。
ネットで安くタイヤを購入してもショップで持込交換をお願いすれば、先ほどのナンカンタイヤでも合計で4万円ほどかかるので、結局は量販ショップでセール品を見つけた方が手間もかからず、金額もそんなに変わりません。なので、今後はこのパターンでいこうと思いました。
これでライフがどれほどもつかなんですが、10,000kmなら費用はR25の倍。15,000kmもってくれればR25より1万円高いだけなんで、まあ許せる範囲の維持費かなと思います。
交換してきましたが、レビューは無しです
皮剥きのためにクレンザーで洗った後
他のサイトでは、タワシで水洗いするだけでも効果があるとはいってましたが、手元にたわしが無く、前回購入したクレンザーしかなかったので、ゴムに対する洗剤成分の影響ってどうなんだろうと、今回もちょっと悩みましたが、そこは思い切ってやっちゃいました。
あと、性能などをレビューできるほどのスキルは無いのですが、このバイクに一番最初に跨った時の「ハンドル軽るぅ〜」って感覚が戻ってきました。
それと交換前はUターンの時に、内へ内へと切れ込んでいき倒れ込んでいる側のハンドルを押し返すほどの力が必要で「あれ? こんなに曲がりにくかったっけ」と不安と恐怖があったのですが、これも解消しました。
不要に切れ込む事なく、スムーズにUターンできるようになったのも、タイヤの摩耗による影響だったんですね。
最後に、素人にでもできるアドバイス
バイクを大切にしている方なら、タイヤ交換でショップに出す場合は、前後とも動画なり写真で現状を記録しておく事をオススメします。
リフトアップできてもできなくても、タイヤを回転させてフロント・リア共に左右の動画撮影をする。写真なら、くまなくさまざまな角度から撮影する方が、光の加減によって普段は気にせず見ていない傷も記録できます。
そうしておく事で、もし万が一、自分の記憶にない傷がついて戻ってきても、それが最初からあるものなのか交換でできたものなのかを確認するためです。
慎重に作業をされているとは思いますが、そこはやはり人間のする事ですし、最近のバイクはタイヤと車体のクリアランスが無く、ショップの方も手強いと感じているそうです。
私の場合は、交換して帰ってきたらすぐにタイヤを洗うのでわかりますが、そういった「異変」に早く気づくためにも、できるだけ早期にタイヤとホイールのチェックを行なう方が良いと思うのです。
それで責任追求という堅苦しいものではないですが、お互いに後から嫌な気分になるのもアレなんで、保険だと思って撮影しておくのが良いと思います。