『シフトペダルの高さ』って、気にしていますか?

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乗りやすさが激変するペダル位置

シフトペダルの高さを納車時のままであまり気にせず、こんなものだろうって方は多いのではないでしょうか。

乗車ポジションとステップの関係から、足で下からすくい上げるのはそこそこ対応できるのですが、ダウンする時に高すぎると、稼働範囲以上に足を持ち上げる動きが必要になります。

リアブレーキと違い頻繁に足を使うところなので、うまく合っていないと疲労も溜まるし、なにより乗りにくい。

なんとなくやりにくいなと思いつつ、この調整をする方は少なく、いつしか純正時の位置に自分が合わせにいってしまい、体が慣れてこんなものだろうとなってしまいます。

私もR25で違和感を感じて位置決めに苦労したので、GSXが納車された時にシフトペダルとリアブレーキの高さがすごく気になっていたんです。

で、走ってみると、ノーマル状態で自分に合っていたのでそのままで乗っていました。

一度外したら、ベスポジがわからなくなってしまった

1万kmほど走ったチェーンメンテナンスの時、それまで一度も外してなかったフロントのスプロケットカバーを初めて取って、戻す時に元の位置がわからなくなってしまいました。

1のカバーを外すには、最初に2のペダル受けを外す必要があるのですが、これを調子に乗って、当初の位置をマーキングせずに先に外してしまったのです。

注:後からわかりましたが、サービスマニュアルにはマーキングをしろと書いてました。

この丸印のボルトを緩めて調整すれば簡単なんですが、ここは触っていない初期状態でベスポジの要。なので2の歯車のはめ込み位置だけでなんとか元に戻したかったのです。

このやり方だと、歯車のピッチ毎しか高さが変わらないので、その位置はベスポジの前後しかないはず。なので、フィーリングを確認しながら位置を探っていたのですが、どうもしっくりこない。

ご丁寧にGSXのサービスマニュアルには、このペダルの高さが決められており、それに合わせて調整してみたのですがなんか違う。

仕方がないので、まあ、ここぐらいかというところでしばらく乗っていたのです。

ある日、足がつったんですよ

ちょっとだけ高いかなと思いつつ、乗り初めの元気なうちは気にならないのですが、疲れてくると少し足を上げてシフトダウンしているのが辛くなってくるんです。

そうなると、ブリッピングがワンテンポ遅れてきて、しかもR25の2気筒と違いエンジンのレスポンスがいいので、余計にギクシャクするようになってきます。

そんな事を繰り返しているうちに、ある日、ギアチェンジ中に足がつりました。なので、戻ってすぐ納得の位置を探すために調整しようと決意したのです。

前回同様、歯車をずらしてみたけど一コマ下げると低すぎる。ペダルが低すぎるとシフトアップが辛いし、高すぎるとダウンがきつい。

なのでベストポジションが大事になってくるんですが、仕方がないので、本当は純正位置のままにしておきたかったリンクロッドで調整することにしました。

2ヶ所のロックナットを緩めてリンクロッドをクルクル回すと、ペダルが上下します。

サービスマニュアルでは、このペダルの高さが45〜55mmとなっているのですが、水平器を固定してなんてできないので別の位置で基準を決めました。

調整前より10mm下げてみて試走に出ましたが、結構いいフィーリングだったので気付けば泉佐野漁港まで走り、アナゴ丼を食べて戻ってきました。

ブレーキペダルの位置も大事です

今回はシフトペダルの位置決めだったんですが、ブレーキペダルも大事な要因です。

ブレーキペダルも高すぎると踏みにくいし、低すぎると踏み込むのがワンテンポ遅れてしまいます。

シフトなら疲れてきた時に、ステップから足をずらして足全体を使って踏み込めばなんとかなりますが、ブレーキの場合、こんなやり方をすると微妙な力加減が難しくなります。

体型は皆違いますから、なんとなくその位置にあるペダルに自分が合わせにいってしまうと、スムーズな操作はできません。

なので、もし違和感を感じているなら、安全な運転、疲れない運転のためにも細かな調整をしてみると、自分にベストな位置が発見できると思います。

今回はシフトペダルを10mm下げましたが、フィーリング的にはあと1〜2mm調整してみるのもいいかもと思っています。

こうなると、まるでレーサー気分ですが、それだけ意外と奥が深いペダル位置。皆さんも禁断のセッティングに挑戦してみませんか。

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