やっちゃいました
初めてGSXのカウルを外す時に爪を折りました。サービスマニュアルを見ながら「取れないじゃん」と思って、ちょっと強く引っ張ったら、「バギッ」と逝ってしまいました。
もう一度、取り付けてみると、爪が無くても安定して固定されてますが、精神衛生上よろしくないのでさっそく対処方法をググってみました。
最初に目にしたのはプラモデルでは有名な方法らしく、半田コテでプラ用の接着棒を溶かして融着させるというやり方でした。
ですが、近所にプラモデル屋さんなんて無いし、Amazonで検索したら結構高いので別な方法はないかと。すると、「プラリペア」という商品を発見しました。
使い方を紹介している動画を観ると、かなり期待できそうなアイテムじゃないですか。
実戦する!
折れた爪は残っていたのでプラリペアのみを購入。万一、パーツを無くしても「型取りくん」なる物もあって、90°ほどに温めると柔らかくなる素材で同形状のパーツから型をとって修復もできるそうです。
化学結合によって溶着し補修するので、高さが盛り上がることを考慮してヤスリで少し削っておきました。
その後、脱脂してから動画のように盛り込んでいきます。少々、盛り過ぎても後から削れば良いので形は気にせず周りを強化しました。
5分で硬化するとありましたが、ストーブをつけた部屋で30分たってもそれほど硬くなく、この時間ぐらいまでなら位置修正も可能です。
実際、上下左右から確認したら少し傾いていたので、この時に真っ直ぐになるように修正をしました。
仕上げ
盛り上がっているところをルーターで削ればいいのですが、そんなもの持っていないので急遽ホームセンターまで行って研磨用のビットを購入し、電動ドリルで削りました。
取り付け
今回のスズキのバイクはボルトにしても、カウルの脱着にしても、とにかく「硬い」のが特徴です。納車時もミラーが合わず、ショップの方にボルトを緩めてもらうのにあまりにも硬く、正回転か逆なのか不安になる程回らなかったのです。
で、シート下にあるバッテリーが気になっていた私は、シートのはずし方を尋ねた時にも店長から「とにかく固いけど、このカウルを引っ張ってください」と聞いていましたし、今回折れたところもとにかく固い。
なので、取り付け時にはシリコンスプレーを、爪と受け側の両方に嫌というほど吹き付けておきました。
まあ、一度やってしまえばはずし方のコツはわかったので、いい経験になりましたし、また折れてもプラリペアがあれば心強い。
で、修復したところは、元のようにかなり強度もあって問題なし。こんな便利なものがあるとは知らなかったのですが、万一の時にはかなり役に立つアイテムです。
まあ、使い慣れて、薬剤などが足らなくなったら100均もありかなと思いますが、1発目は本家を使う方が無難かと思います。