改造人間かっ!と、思えるほど配線が多い
私のバイクのアクセサリー配線は、これまで車体の左側を通っていました。
以前の配線状況
これは、頭から突っ込んで止めるバイクに、裏口から出てアクセスする事から自然とこうなってしまったのです。
ご承知でしょうが、最近のバイクはサイドスタンドのみが多く、その状態で気になる配線をちょっとだけ触る時には非常にやりにくい。
なので、相当な時間をかけて配線が張り巡らされてから、「右を通っている方が便利じゃん」と気付いた訳です。
それ以降、見ないフリをしながら過ごしてきましたが、今回、ゴールデンウィーク中にかなり時間があるので、この配線の取り回しを変更しました。
ビフォーアフター
まずは写真でどうぞ。
旧配線
新配線
どこかのカプラーに割り込んで取ればいいかも知れませんが、リレーを使ってバッテリーから電源を取るためにこうなったのです。
主電源の役割
主電源として使っているターミナルは、次の4本が繋がっていて常時電気が流れています。
- バッテリープラス端子と主端子台を繋ぐ配線
- ACC端子台へ電気を送るリレー赤色線
- ETCの常時電源
- ヤマハ純正サブハーネスキットプラス線
この内、キーOFFでも常時電気が流れているのはETCの情報を記憶する分で、0.5Aです。後の配線はキーONしないと流れないようになっています。
これだけの数をバッテリーのプラス端子に直接繋ぐと、竹の子のように伸びてしまい、ボルト長が足りなくなるので端子台を使っています。
ACC電源の役割
キーONでリレーのスイッチが入った時に主端子台に繋いだ赤線に電気が流れ、リレーの黄色線からACC端子台に供給されます。
流れてきた電気は各アクセサリーに配電されます。
このリレーのスイッチとなる電源は、ヤマハ純正サブハーネスキットが担っています。
DC・USB・ETCを繋ぐために一番最初に取り付けたのがこれですが、中を通っている配線があまりにも細く、不安を抱いたので、それ以降はリレーのスイッチ用電源として使っています。
リレー専用とする事で消費電力もしれていますし、燃える心配もないと思っています。でも、これ純正品にしてはあまりにも貧相でトラブルも多く、メーカーも分かっているのか現在は販売されていません。
各部の配線
フロント左サイドには、当初に取り付けたグリップヒーターの配線を残しています。
右サイドはそれ以外を移植した分で、ぶらんとぶら下がったねじ式のアダプターはドラレコのフロントカメラの配線です。
以前はバッテリーの上に主電源端子台とACC端子台を置いていましたが、バッテリーを交換する時、外すのがとても面倒だったのでシート下の小物入れへ移動しました。
これによりバッテリーの空間が広くなり、取り出しやすくなりました。
取りまとめた配線とマイナス端子台です。
マイナス端子台はプラス側と同じ理由で、バッテリーに直接繋ぐとボルト長が足らないのと、付けたり外したりを繰り返して端子を折った事があるのでこうなりました。
完成!と思ったら、アクシデントが…
この後、各電気の流れをチェックし「よしよし」と思ったのも束の間、カウルをつけてウィンカーの点灯を確認すると右の後方が点かない…
ほえ?
この時点で17時。朝8時から昼食も取らずに作業をしていたので心が折れました。
電球切れでもないので、YSPに相談して点検してもらう事になったのですが、翌日、早朝からアクセサリー全てを外し、半カウル状態で持っていこうと走り出したらウィンカーが点灯するではないですか。
電話を入れてしばらく様子を見る事にして、アクセサリーの配線を全て繋ぎ直し、やれやれとウィンカーの付いているカウルを取り付けたら、また点かない。トホホとなって、再度YSPに電話を入れて翌日に持っていく事にしました。
犯人は、お前か!
配線図を読めないので詳しくはわかりませんが、推測すると、LEDが切れていたため前方のウィンカーを点灯させた電気がLEDで止まり、後方へ流れなかったのではないかと思います。
この右側の白色LEDが切れていました
現在は、このLEDを外して各アクセサリーをフル装備していますが、問題なく作動していますので間違いないと。
結局こんな事なのか、というのが率直な気持ちですが、電気は見えないだけに難しいですね。それと、推測とパターンを変えてみると気付く事もあるんだなと思いました。
ただし、これに気付くまで3日間、バラして組んでとやってようやく分かった事でした。
あ〜、疲れた…