つい、買ってしまいました『SK11差込角:6.35mm 9.5mmレンチセット』

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ブログを書いていると、ムラムラと物欲が…

先日、バイクのメンテナンスには差込角6.35mmのレンチが良いという記事の中で紹介していた、SK11のレンチセットをついポチってしまいました。

元々、9.5mmの六角ソケットだけを探していたんですが、これがそこそこの金額。で、あと少し足せばこのセットが買えるし、2タイプが一緒に入っている工具は初めて見たのでこれを選択しました。

そもそも、バイクをいじるときには6.35mmだけを使う訳でなく、TONEのビットラチェットや9.5mmのレンチも使う場面があるので、それぞれを持ち出してくるのですが、ケースの形は違うし、セット内容も違うので使いにくかったのです。

まして、9.5mmに至っては、記憶にない頃にホームセンターで買ったので使うのはソケットだけ。しかも、このケースには買い足したKTCのハンドルは収まらないのでこれも引っ張り出してくる必要があるのです。

そうすると、バラバラの工具が段ボールの上に展開され、使うたびに「どこにいった?」の連続が起きてしまいます。

そんなデメリットを解消してくれそうに感じたのが、このSK11でした。

使ってみての感想

一番のメリットは、これ一つでソケットレンチを使う作業をほぼカバーしてくれる事です。バイクに多く使われるサイズのボルトならこのセットで対応できます。ただしアスクルシャフトなど、大きなトルクを必要とする箇所には12.7mmなどを使う方がベターです。

そして、緩めるときには9.5mm・締める時には6.35mmと使い分けもしやすく、サイズごとにソケットが色分けされているのも便利です。

ラチェットの材質はクロームバナジウム鋼で、仕上がりも綺麗です。そしてギア数も72枚なので動きもスムーズで、軽い。手元にあるKTC(ギア36枚)と比較してみましたが、外見的には倍以上違う値段の差は感じられません。

むしろ、SK11の方が仕上がりが美しく、ブランドロゴがなければ手にしても、どちらが高価な工具か見分けはつきません。

KTCが36枚ギアにこだわるのは、動きのスムーズさより強度を優先しているからだと思うのですが、素人的にはKTCの「カチ・カチ」よりもSK11の「ジー・ジー」という動きの方が何となくいい感じに思ってしまいます。

ですが、セットの中のハンドルをKTCと入れ替えました。せっかく名の通った工具を持っているんですから、そこはこだわってみたいなと思います。

個人的には両方入れておきたいと思うほどSK11の仕上がりは良く、最後までどちらを使うか悩んだほどです。

デメリットは?

唯一のデメリットは「重い」という事で、総重量は4.3kgもあります。なので持ち運びが大変でホームでの使用以外は考えられません。

作業する場所にテーブルや台があってそこに常設する。もしくは移動できる工具台に収納する。そんな使い方をイメージするほどの重さなので、ちょっと使うには不向きです。

この重さは購入しないとわからない点なんですが、先代の6.35mmラチェットセットも有るのに買ってしまったため、今更後には引けません。

両方使うか、SK11に絞るか。悩んだ末に、これはバイク仲間にお譲りする事にしました。

このセットは軽く、ビットも付いているので使いやすい。リーズナブルな割にはしっかりとした製品で、手放すのを惜しむくらい気軽に使える工具です。

なので、単体で使うなら軽さを選択してE-Valueがいいかもしれませんが同時に使うなら、重さは我慢しても使い勝手を優先してSK11ってところですかね。

どちらも藤原産業の製品ですが、値段以上のクオリティには感心します。仮に中国で生産していても日本の企業の管理下で作られたものと、Amazonの怪しい中華製では全く違いますので、そこは、Made in Japanを選択する方が賢明だと思います。

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