初めて着用した時の感想です
購入して長らく放置状態にあったKOMINEのパンツなんですが、「防寒性はどれほどのもんだろう?」と、昨年12月の寒い日に使用した感想を、購入を検討されている方への参考にとアップしています。
KOMINE ウインターパンツ PK-914
便利なカーゴポケットが特徴的な充実装備のウインターパンツ。
乗車姿勢を取りやすい3Dパターンに着脱可能な保温ライナー、膝にはCE規格ハードプロテクターを標準装備、腿にベンチレーションを備えロングシーズン着用可能。
パンツのずり下がりを防ぐサスペンダーは簡単に着脱可能で二通りの使い方が可能。
KOMINEホームページより引用
この日の大阪の最低気温は4°Cだったのですが、バイクですから走り出すと体感温度は下がりますのでもっと寒く感じるはず。そんな中、40分ほど使用しました。
風速が1m/s増すごとに体感温度は約1℃ずつ低くなると言われます。時速60kmだと風速にして16.67m/sとなるので、俗にいう体感温度でいえば−16°C ? という事となり、気温から考えると−12°C ???
ほんまかいなと、日常生活の様々な計算をしてくれるサイトがあるので、そこに最低気温・湿度・風速(時速60km ≒ 16.67m/s)を入力してみたら、体感温度は−13.9°Cとなりました。
計算結果から当日の気温を差し引くと体感温度としては−9.9°C? いや、いや、いや、これだと業務用冷凍庫に近い温度だし、そんな庫内でバイクを走らせた事は無いけど、入った経験から言うと絶対に違う!
なので、普段とどう違うのかという、超個人的な感想でまとめてみます。
普段と比べた体感としては?
いつもはジーンズにユニクロの防風パンツを重ねて着用しているのですが、これだと走行中の風をまともに受ける膝から太腿にかけて、前面のところが徐々に冷えてきます。
同じような条件下で、今回、PK-914に防寒用のインナーを装着して使用した感想は、タイトル通り「あったかい」ですが、正しくは「寒くなりにくい」です。防寒というより防風的な感じで冷えを和らげてくれます。
そしてカーゴポケットが便利。ただでさえ動きが制限される冬のパンツで、ポケットにあれこれ入れて膨らむとバイクに跨ることすら無理になります。その点、カーゴポケットなら膨らんでも影響がないので使いやすいです。
それと、私は肩が凝るので外していますが、このパンツにはサスペンダーが付いており、ズリ落ちを気にする方ならこれも便利なポイントです。
欠点として
なかなか優秀な防寒性能を持ったPK-914なのですが、これを着用して出勤すると仕事用のパンツを別に持って行くことになり、荷物が増え、大型化してくるこの時期にまた荷物が一つ増えるというところが欠点かなと感じます。
それに、プロテクターの関係もあるので仕方がないのですが、脱いだ時に感じるこの重さと厚み。そして二つ折り程度にしか小さくならない容量が問題ですね。要は、「かさばる」んです。
毎日、気軽に着用できない、この「わざわざ感」が、私の使用回数を減らしている要因なのですが、もっと寒くなったら面倒に感じても使います。寒さに弱いので。
以上がこのKOMINE ウインターパンツ PK-914の感想です。
サイズ感について(個人的な感覚です)
KOMINE ウインターパンツ PK-914 サイズ表
私のスペックは、身長178cm・体重66kg・ウェスト73cm・股下83cmです。
PK-914パンツの実寸は、調整するための生地の余りもあって測りにくいのですが、確認したところ表示サイズより3cmほど大きく作られていると思われます。
なので、市販されているジーンズやパンツと同じような「※ウェストサイズの作り方・表記方法」だと思いますので、ご自身が購入しているサイズ表記を目安にされると良いかと思います。
股下についてですが、私は夏用のパンツもKOMINEで、この時は勘違いをしてMTを選択してしまい少し長かったので、PK-914ではMを選択しました。バイクに乗るとMTの方が良く、歩く時はMが良いと言う感じです。
太腿周辺は、インナー無しでは余裕はありますが、装着した場合、動きに問題は無いのですがフィット感はジャストサイズになり、インナーか別のパンツかという使い方になります。なので、両方併せて着用する事は無理です。
かさばる点を除けば、コスパにも優れていますし、プロテクターも標準で装着されていますので、安全性の点からもお勧めできるアイテムだと思います。
できれば試着して購入する方がいいのですが、なかなか幅広くラインナップを揃えて販売しているところもないので、試着も難しいのが現状です。私も困った一人なのですが、そういった方への参考になればと思っております。