まずは、ホーンを取り付けて干渉しないかを確認
バイクに車用のホーンをダブルで取り付ける場合、まず問題になるのが取り付けるスペースがあるかどうかです。通常、バイクのホーンは1個というのが多く、今回も苦労しました。
R25の場合は、カウルを外した方が作業効率が上がりますので、面倒でも取っ払ってやった方が楽です。
見ての通り、カツカツです
車のように2個共締めでの取り付けはまず不可能ですし、単体でも大きさで苦労するのに、今回はダブルですから相当な工夫が必要です。
私の場合は、ホーン支持ブラケットを外し、それを止めていたボルト2個を利用して、ステーを左右に八の字型にズラして組む事によって干渉を避けました。
YZF-R25純正ホーン支持ブラケット 下のボルトは純正ホーンの取り付け箇所
これで、純正の位置よりもホーン全体を上に押し上げますので、仮にフルストロークしても干渉しません。
それと、ミツバホーンに付属するステーは貧弱なので車には使えるかもしれませんが、バイクの場合は振動でフォークに当たる可能性があるので不向きです。
で、このようなステーがミツバサンコーワから1,500円前後で販売されているのですが、私はホームセンタープロで同様の形状を探して購入しました。値段も安く、2個でも数百円で購入できるのでオススメです。
配線の手順
まず、ショート防止のためにバッテリーのマイナス線を外しておきます。外した配線が元の位置に戻ろうとするので端子に触れる可能性もあり、私はビニールテープで巻いて接触しないようにしています。
ホーン取り付けにはリレーが必要です。R25の取り付けにはミツバサンコーワのホーンハーネスを使用していますが、エーモンのリレーとヒューズを組み合わせても同じです。
この当時はそこまでの知識もなく、ハーネスセットの言葉につられて、なんとなくこれを購入して使いましたが、エーモンリレーとヒューズを組み合わせる方が安く済みますし、エーモン推しの管理人としてはお勧めいたします。
ハーネスセットには20Aや30Aなどのヒューズがセットになっているのですが、実際にそんな電流が流れると、壊れるか、発火します。ホーンは4A×2個なので、私は10Aのヒューズに交換して使っています。
リレーを使った配線の考え方
今回はプラスコントロールで説明します。(プラスコントロールはスイッチONでプラス配線に電気が流れ、マイナスコントロールはプラス配線に常時電気が来ていて、マイナス配線側でスイッチを取る方法です)
1:ホーンに繋がっているプラス配線をリレーの青線と繋ぐ
画像は、エーモンホームページより引用
2:リレーの黒線はバッテリーマイナス極へ
画像は、エーモンホームページより引用
3:ホーンの動力となる電源は、リレーの黄色線から
画像は、エーモンホームページより引用
4:黄色線からの電力をバッテリーに戻すために、ホーンマイナス線をボディーアースするか、バッテリーマイナス極まで引っ張ってくる
画像は、エーモンホームページより引用
エーモンのリレーで配線をみると
なお、図3で説明しているようにホーンは2個になるので、リレー黄色の端子からホーンの近くまで引っ張ってきたプラス配線を、分岐ハーネスを使ってそれぞれのホーンプラス端子に接続します。
一見すると自分でも作成可能だと思えるのですが、カシメペンチでもやらない方がいいと思います。エーモンでは機械でカシメているそうで、手作業でやると、やはり線が抜ける可能性が高いそうです。
配線の導線や収め方については車種により様々なので割愛しますが、1番の大敵は水を避ける事なので、タンク下・シート下・カウル内にうまく収めて防水を考慮します。
最後に
と…まあ、わかったような事をほざいてしまいましたが、ここに至るまで失敗の連続でした。
つい値段につられて、Amazonでロクでもないメーカーの物を購入してしまい、販売者・メーカーとも返品・交換の対応をしてくれず、マーケットプライス保証も認めないという事もありました。
で、やはりしっかりした所の物を購入しようと、ミツバを買った訳です。
コスパを追求する割には「安物買いの銭失い」の典型ですし、また、今回のホーン取り付けに使ったステーも2回購入しており、一つは無駄になりましたが、そういうバカな経験のおかげでレビューも書けるという事で良しとしています。
こんな話なのですが、皆さんも同じ轍を踏まないために、ささやかながらお役に立てればと思っております。