見た目だけのカスタム
オイルフィラーキャップなんて交換したところで燃費が良くなったり、乗り心地に影響する物でもなく、ただの見た目なんですが、なぜか目に止まると「交換したい」という欲望が湧いてしまいます。
事の発端は、Amazonを彷徨っていた時に「お客様が閲覧した商品に関連する商品」のところに、これとは別のゴールドのオイルフィラーキャップが出ていてクリックしたのが運の尽き。
一番最初に出てきたのがこれ。シルバーの物をR25に付けているのですが、同じブランドとなるとなぜか親近感が湧いてしまうのは病気なのか。
迷える老羊
ひとり心の中で「これのゴールドはダサいよな」なんて思いながら、行動は「バイク フィラーキャップ M20 P1.5」で、いつの間にか本気検索モードに。こうなるとですね、納得のいくものに出会わないと終わりません。
次々と出てくるAmazon中華製キャップ。特にこのタイプはAliExpressでよく見かけるので、新たにタブを開いてこちらでも検索。
それにしても、AliExpressあたりから安く仕入れてAmazonで転売するにしても、この値段はやりすぎですよ。なので、このデザインが気に入った方は直接AliExpressで買いましょう。
以前はAliExpressを彷徨って、こういったカスタムを数百円で完結するのが私の理想だったのですが、どうも惹きつけられるデザインの物が出てこないし、最近のここは安くもない。
仕方がないのでAmazonに戻って引き続き検索。やはり、スズキ車(GSX-S750)って人気がないため、サイズもピッチも合わない物ばかりがヒットする。
そんな中、ゴールドの次にいつも目に止まるガンメタ系を発見! これがデイトナのフィラーキャップでした。
どことなくガンダム感のあるそのデザイン。微妙に迷いましたが、他に目に止まる物がなかったので衝動買いモードの心を沈めるためにカートに入れてみようとすると、「在庫なし」。
ならばと、全国モードで探してもどこも在庫がない。そうやって調べているうちに分かったのは、すでにデイトナでは物によってはP1.5は製造していなくて、ホームページ上に出ているのもP2.5だけじゃないかという現実。
初期ロッドではバイクメーカー各社のものを作るけど、継続生産となると売れ筋だけになってしまうのはスズキユーザーにとっては悲しい事。
実際、他社のフィラーキャップ発売のニュースリリースを見てみても、
Kawasaki系に適合するM30xP1.5とKawasaki、Honda、Yamaha系の一部車種に適合するM20xP2.5から発売となります。
これのリリースは2021年9月なんですが、スズキが入ってないんですけドー
買わなくてもいいような物を買う!それがバイク野郎
何度見てもゴールドは、何となくギトギトした色目なので今回は赤のP1.5を選択。ちなみに、P2.5は結構在庫があります。
メーカー価格は4,950円。私が支払ったのは、もう少し安いアマゾン価格からギフトやポイントを差し引いて1,638円で、これだけを見るとまあアリかなと思いますが、実物を見てからの気分は「これで約5,000円⁉︎」というのが正直なところでした。
しかも、アルミ削り出しはヘッド部分だけ。ピッチを切っているネジ部分は純正と同じような材質なので樹脂系かと思われます。まあでも、ここはアルミだと締めすぎによってエンジン側のネジ山を傷つける可能性があるので、この材質の方が良いと思います。
それにしてもデイトナさん。た・か・す・ぎ!
いざ、装着
これが純正キャップ。
で、こうなる訳です。
なんか、やたら出張ってて「おでき」ができたようなそのデザイン。唯一の良いところは「回しやすい」という、キャップに求められる基本中の基本の性能。そこは純正よりもレベルは高い。
つまり、純正だと180度ごとしか指がかからないけどこいつは違う。いつでもどこでも指がかかり、そのグリップ感も良し。
しかし、回しやすいという事は外しやすいという事で、駐車中にパクられた場合を想定して、純正キャップはバッグに入れておこうかなと。
まあ、ここまで書いておいて自分で言うのもなんですが、やはり、こういったパーツはAliExpressで数百円で完結するのが、精神衛生上もっともハッピーになれるんじゃないかと。
なので、今回は正直なところ「特に気に入ってません」というのが本心だったのですが、この翌日、駐車しているバイクに近付いて行くと、全く意識なく何か「キラッ」と目に入ってきた物が。そう、このフィラーキャップだったのです。
取り付けてもあまり効果のない商品なので、2〜3日もするとその存在を忘れていました。そして偶然に、一番いい角度でバイクに近寄って行った時、こいつの存在に気付いたのです。
少し薄暗いところに置かれたバイク。上からのライトがキャップに反射して目に入った時、「かっこいい」と思ってしまいました。
これこそが、デイトナさんの狙いだったんですね。完敗です。