奇跡の潤滑油?
先日、バイク動画を見ていた時の事です。右側のサルネーム画像のところに「ベルハンマーをエアコンの室外機に使ってみた」なんて動画が出ていて、何じゃ?と、ググってみたらバイクにも使える潤滑油とわかりました。
初めて知った名前なのでもう少し深く検索をかけていたら、この動画が見つかり40分間じっくりと拝見しました。
これはメーカーの担当者が回転する機械とトルクレンチを使って、潤滑性能を実証しようじゃないかという設定です。
最初は何も付けず、ノーメンテナンス状態のバイクに例えてやると20〜30N-mあたりで止まるのですが、ベルハンマーを付けると止まらないんですよ。
こんなの見せられたら確かめたいじゃないですか
という事で、早速Amazonで注文してみました。
しかし、高い… ワコーズよりも高い…
スタンダードタイプとゴールド、どちらを購入するか…
どうせ使うならゴールドだ!
なので、ポチるまで相当な時間がかかりました。
このベルハンマーには当初開発されたモデルもあり、少しお値段は安いですが吹き付け後しばらく置いておかなくてはいけないようで、その点を改良し即効性を持たせたものがゴールドになります。
到着しました!
で、早速、少し前にメンテナンスをしたチェーンにパーツクリーナーを吹きかけてケミカルを落とし、このベルハンマーゴールドを吹き付けてみました。
他のケミカルとも相性が良いそうで、「友達になる」と動画の中では表現していましたので、そのまま吹いてもいいかなとは思いましたが、今回、この製品の実力を体感するために単体での検証です。
しかも、これを吹いたあとパーツクリーナーを吹きかけたぐらいでは落ちないようで、動画でもクルクル回っています。
なので「絶対にブレーキには使用しないで下さい!」と、商品には複数の注意喚起があり、付着すると結構ヤバそうです。
ただし、万一吹き付けてしまった時にはブレーキを引きずりながら走行し、パッドで削る事でディスクが回復してブレーキが復活できるようです。
その実力は?
まず、2日ほど前にチェーンメンテナンスを済ませた状態の動画です。スプロケットの「ISA」のシールを目安にして見て下さい。
次は、パーツクリーナーで全てのケミカルを落とした状態です。
次に、ケミカルをパーツクリーナーで落とした状態に、ベルハンマーをフロントスプロケットとチェーンに吹き付けました。
いかがですか。エーゼットのチェーンルブを吹いた時とパーツクリーナーで洗浄した時は、おおよそ1回転と4分の1ほど回っていますが、ベルハンマーでは1.5回転から2回転近くほど回るようになっています。
おおよそ4分の1回転以上増えているのですが、もっとクルクル回るかなと思ってた私としては、う〜んって感じですね。
ただ、ミニバイクレースに出ている人の動画で見ましたが、スプロケから駆動系に至るすべてにベルハンマーを吹いた状態ではびっくりするほど回ったそうです。
この方はエンジンでもばらす程ですから、奥の方まで潤滑できると効果が高いのでしょうね。
そこまでメンテできない私では、おそらくスプロケットとチェーンを交換する時に気の済むまでやってみるともっと効果が出るかもしれません。
いずれにしても、通常のケミカルよりは潤滑性は優れていると思いますが、あとは耐久性ですね。これは次回のメンテナンスで報告いたします。