Amazonで購入し、使い物にならなかったChina製アイテム達

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Amazonの中華製バイクパーツとの付き合い方

バイクのDIYメンテやカスタムパーツの購入先としてAmazonを利用する事が多いのですが、この巨大なマーケットには中華製品も多く、コスパに優れた物もあれば使い物にならない物もあります。

これまでにバイクに関連したアイテムを購入してきてわかった事ですが、中国という国は製品の核心となる電子部品であっても他業者に融通して販売したり、OEMなんてのもゴロゴロしていて、どこが正規の販売者かわからないケースも多いのです。

例えば、私が購入したインカム(M1-S)にしても同じ商品ながら販売者は二つあり、値段やサポートも全く違います。格安インカムとして意外と人気のある4ridersなんて、販売者は何人いるかわからないほどです。

また、インカムに限らず、ドラレコやその他の製品・工具などでも外見が少し違うだけで中身が一緒とか、外見も中身も同じだけどパッケージだけが違うとかなんてのもあります。

こんな状態をOEMと言えるかどうかはわかりませんが、中国では誰でも同じ商品を売る事ができる国なので、購入する側としては販売者を見極める事が必要になってきます。

でないと、使い物にならない物を送ってこられて、その返品や交換にも応じない販売者もいるのである意味バクチになるのですが、そこをカバーするのが評価です。

中華製品の販売力を持つ者はこの評価を非常に気にします。なぜなら3.5以下だとセールに参加する事ができず、バイク人気の高いアジアや欧州諸国への販売に大きく影響するからです。

そんな中で、Amazon最強説を唱えてコスパに優れたモノを紹介しているのですが、今回は、遠く日本までやってきながら、全く使い物にならなかったロクでもないアイテムを紹介します。

何を考えて売っているんだ!という品々、購入は全てAmazonです(税込)

電熱グローブ

まず、1,200円で購入した、こいつです。断線していて通電しない・縫製が歪んでいる・交換を求めたくない製品クオリティーは、堂々の1位ではないかと思える存在です。

しかもこれ、プラスの電源を取るのにクリップですよ。走ってたら外れるやろ!という無茶な設定。

なので返品を要請したところ、交換品を送ると言ってきたけど断って返金してもらいました。で、手元にある品をどうするのか確認したら、中国までの送料が高いのでこちらで処分しろとの事。

中の配線を見るために分解してから、ねんごろに始末しました。

ちなみに、中綿の量はとっても少なく、「これじゃ、寒くて使えない」と思える手袋でした。

エアバルブキャップ&L型 エアバルブ

お次は119円と、とてもリーズナブルなバルブと、107円のL型 エアバルブ。どちらも中国から国際郵便で届いたのですが、Amazonプライムで送料無料って、送料だけでもこの金額を超えるだろうと、こちらが心配する逸品です。

キャップはR25のブルーに合わせて購入しましたが、ネジのピッチが合わず、撃沈。「せめて、ピッチぐらい書いとけよ!」と思うのですが…

L型 エアバルブの方は、使えるには、使えるんですけど、バルブにねじ込んでいく時にプシューと空気が抜けるのがちょっと悩むところ。でも、便利です。

その後、タイヤ交換の際にゲイルスピード エアバルブと交換したので、お役御免となりました。

4極リレー

1個239円と、さすがチャイナ製は安い。しかも、配線に白色を使ってくるなんてオシャレなやつです。おまけに配線位置を間違っていて、スイッチの役目の青・黒線が電力供給側になっていたし。

使うにはややこしいので、白線を抜いて黄色線を入れようとしたら端子から配線が抜けました。oh my God!

これは交換品を送ってもらいましたが、欠陥品はどうするんだと聞けばそっちで処分しろとの事。そうだよね、片道1,400円くらい送料かかるもんね。

で、到着した品の配線を入れ替えて使おうかと思いましたが、何となく信用できないので、今は2個並んでお休み中です。

デジタルテスター、初代と2代目

459円と1,199円のデジタルテスター。双方ともかなり安い部類に入ります。ですが、どちらもスイッチにより通電したり、針が振れなかったりと、かなりヤンチャなやつらです。はい、お二人さんとも返金です。

現在は、中華製にしてはちょっとお高い値段の3代目が活躍しておりまして、正確な数値を見る時はデジタルを使い、通電チェックにはアナログテスターを使っています。

まあ、老眼だとアナロで数値を読み取れないだけの話と、三代目が少々デカイので取り回しが悪いためこのような使い分けになっているだけですが…

3代目 2,880円

お馴染み中華製トルクレンチ

初めから首が右にズレてますけど…

これ、別の記事でもその実力をお伝えしていますが、基本的に目盛りがまずおかしいのと、なぜかヘッドが最初からズレている。

これは楽天で購入したのですが、Amazonでも販売しているので取り上げました。もちろんの話ですが、こいつも同じ商品で刻印が違ったり、パッケージを変えたりして多数の販売者がいますので気を付けて下さい。

締め付けトルクの正確さについては、東日とSK11のデジタルトルクレンチとで比較しての結果、まあ、問題はなさそうなのですが、正直なところ、まだ1回も使ってません(笑)

なら、何で購入したんだよって話になるのですが、それは「つい」という誘惑に負け、怖いもの見たさで買っちゃったのです。ごめんなさい。

エキストラクター (逆タップ)

1,399円で購入した、折れたボルトなどを救出する工具ですが、キャリパーのブリードスクリューを折ってしまった時に初めて使用したら一発でこいつの方が折れました。

まあね、細いボルトだから難しいし、強度が無いのもわかるけど、折れたボルトに負けるってどうなのよ…

1Aヒューズ

289円で100個入りの1Aヒューズ。で、使ったのは1個だけという商品。

確かに、確かにね、ホームセンターなどでヒューズを購入すればこの金額ぐらいだと思うけど、同じような金額で100個入りって、そんなに飛ぶわけないでしょ、ヒューズって… 購入する方が間違っている商品です。

ブレーキレバー&クラッチレバー

ショートタイプ 2,590円、ロングタイプ 2,790円の中華製R25専用パーツです。別にいらないけど商品にも「R25」って書いてます。おそらく、このバイクが出てからの人気にあやかって大量に作ったんだと思います。

で、作りすぎた余波なのか、商品自体が全く同じものを様々な販売者が名前や形を変えて売っています。撮影アングルを変更したりして違う品のように見せてきますが、私の目にかかればバレバレです。

そういった中で一番安い販売者から購入したのですが、最初にうっかりショートタイプを注文。取り付けると指が痛いほど短い。なので同じ販売者からロングタイプを購入と、逆にいいようにあしらわれました。さすが百戦錬磨のチャイニーズ商人。

まあ、質感や材質は悪くはないのですが、クラッチレバーにカラーを入れるホールが無く、直接ボルトで締め付けるため削れます。なので基本は純正を使っていて、何かあった時の準主役となり下がりました。

主な役者はこれぐらいでしょうか。これ以外にも工具やボルトなどでも笑えるような品は手元におりますが、それらはまた機会をみて紹介したいと思います。

皆さんも、購入する際には、くれぐれも販売者を確認してからポチってください。ハズレもありますが、当たりも存在するのがAmazon中華製品です。

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