新品・純正レギュレーターが5ヶ月でへたるなんて、なぜ? ②

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比較・検証してみました

前回、わずか5ヶ月でレギュレーターがへたった事をお伝えしましたが、その後、環境を変えて条件を統一し、バッテリーも新品に変えて電圧がどのように変化するのかを検証しました。

結論として、極端な電圧の低下については、私が行ったKOSOの電圧計の配線に問題があったと思われます。というのも、デイトナに交換してから電圧の変化はあってもこのような症状は出なくなりましたので、どこかで接触不良を起こしていた可能性があります。

走行中の電圧が12Vや11V台なんて、通常ありえない事ですし、不安定になっていたのは振動によってどこかの接点が緩くなる事が原因ではないかと思います。

なので製品からの配線に繋いだ自作の物は全て外し、一からハンダ付けでやり直しました。ただ、もう一度取り付け直すのはなかなか面倒なので、ディスプレイが気にいらないデイトナですがそのまま使う事にしています。

電圧に関しては、やはり新品バッテリーの方が安定しています。低い数値(5000回転で13.8V)ながらも充電はされていますので、静的な電圧が高い方が有利なのは自然です。

バイクの電気系統のトラブルは厄介です

バイクの電気系統のトラブルは何が原因とは言い難いところがあります。特に電気は見えないだけにどこがと特定するのは厄介です。

発電するジェネレーター、その電気を整流し電圧を制御する二つの役目を担うレギュレーター、そしてエンジン始動のための電気を蓄電するという役目を引き受けているバッテリー、これらがどの順番で不調になるかはわかりません。

で、どれかが不調になると他のパーツに負担がかかり、結果、徐々に全てがダウンする可能性があります。

これ以外に社外品として付けた電気製品、特にLEDなど省電力化に役立つ物は、逆に使用しなければいけない電気を減らし、設計以上の余剰電気を生み出してしまってレギュレーターの放熱頻度が上がり短命になる事もあります。

また、ジェネレーターによる発電が不安定になると、これもまたレギュレーター・バッテリーともに負担がかかり、想定以上に劣化が進む事もあります。そして一番厄介なのは、このどれかかが不調になっても目に見える症状は全て同じという事です。

今回の原因は?

私は今回のバッテリーに限り、蓄電に必要な電気を受け入れず、過剰に余剰電気を発生させてしまった事でレギュレーターが必要以上に放熱を繰り返し、想定以上に劣化が早く進んだのではないかと思っています。

というのも、5ヶ月前の交換時にはバッテリー・レギュレーター共に新品にしている訳ですから、早々にレギュレーターがダウンする事の方が考えにくいのです。

車両設計上、いくら熱に弱いレギュレーターといえども、あまりに早くダウンして交換なんて事になるとクレーム、もしくはリコール級の話になりますから、通常はそこそこ納得いくまでは持つはずです。

しかし、バッテリーが初めから容量不足、もしくは受け入れ容量が足りないがゆえにこうなったのではと私は感じていますが、これをメーカーに言ったところで電気って見えないのと、様々な要因との関係で、どこが先にダメージを受けるか一概に言えないので特定できません。

なのでバッテリーだけが原因ではないかもしれませんが、確実に言える事は新品のバッテリーとレギュレーターが共に5ヶ月でダメージを受けている事です。同じ環境で前回と違う結果が出るという事は、あえて言えばバッテリーの方が部が悪いと考えます。

安くても品質の良さを売りにしてるんですが

基本的に南進貿易さんのスーパーナットバッテリーは非常に優秀なものだと思っています。純正品の五分の一の価格でありながら、粘り強い性能はスゲーと思っています。

言い方は悪いですが、私は1年持てばいいと思ってこれまで何度も購入してきました。ある意味、その期待を裏切って1年以上頑張ってくれるのですが、今回のような事は初めてです。

Amazonで購入した場合、単体であっても初期補充電のセットであっても6ヶ月間保証とあるのですが、今回は問い合わせ当初からそのような対応ではなく、結局、長いやり取りの末にメーカー側で検品をするという結果となりました。

コスパに優れた良い商品なのに、なんだか、そこのところも少し不満が残るやりとりとなったのは残念です。

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