あえてLEDを避ける
今回、使用したバルブはこれ。
前回は、巷の流行に乗ってLEDバルブと交換したのですが、今回はあえてハロゲンにしました。
その理由は三つです。
- レンズカットはハロゲンを前提としているので、LEDに交換しても特別明るい訳ではない
- 車体設計上の消費電力のバランスを大きく崩すとレギュレーターなどに負担がかかる
- 今回の車両に関して、電気系はあまりいじらない事にしているため
確かにLEDバルブは明るいし、消費電力も少なく、しかも球切れの心配も減るので良いのですが、基本的に車体の設計がハロゲンだと、それを一番効率よく照らすようにレンズカットされているのでバルブを交換しても思ったほど明るくないという事です。
メーカーがモデルチェンジの際にフルLED化してくれれば、それに沿ってレンズカットも変更になるので良いのですが、そうでなければあまり意味のないカスタムになってしまいます。
純正バルブ PIAAバルブ
なので純正の黄色い光が嫌で白っぽいものに変えるなら、ケルビン(単位:K)を変更すれば好みの色目にできるので、今回は中間的なところを選択しました。
電力バランスの問題
これはですね、R25のレギュレーターが弱すぎて嫌というほど思い知らされたのですが、やはり純正の電気消費量に沿ったバッテリー容量であったり、レギュレーターの規格であったりするので、何か一つでも消費電力が変わるとジワジワと負担をかける事になると知りました。
一番電気を消費するヘッドライトなんですが、R25の場合、キーONでは点灯せずエンジンを始動すると通電します。で、GSXの場合は、キーONでヘッドライトを始めとした全ての電装品が点灯します。
これで比較しても、R25の場合、まずはセルを回す事を優先しているので、電気を生み出す・整流する・蓄えるの三つのパフォーマンスが低く、コストの問題も絡んでくるのでしょうけど、その程度の容量でしか設計していないので無理が効かないと感じます。
というのも、何もカスタムをしていない車両が1年もしない内にバッテリー関連でトラブルが多発したらリコールって話になるでしょうから、通常は何も問題なく数年は走行できるはずです。
ですが、いじり倒した私の場合、これまでに二度レギュレーターを交換していますし、交換して半年になる現在のレギュレーターも少しダウン気味なのでそう感じるのです。
なので、下手に省電力化をしたり、不必要に電量消費量を上げるとバランスを崩し、まずレギュレーターに負担がかかって、それがバッテリーへ影響し、電気を生み出すジェネレータにも悪影響を及ぼす事になりジワジワと影響が出てくるんだと考え、今回はハロゲンにしました。
電気系はあまりいじらない…
と言いながら、すみません、ポジションランプは色を合わすためにLEDを放り込んじゃいました。
Amazon限定となってなっていますが、これは評価を基準にして選択しました。
で、ナンバー灯にはこれを。基本的には同じものでも良かったのですが、Amazon.co.jp 限定ブランドと日本製を比べるためと、ルーメンの差でどれほど違うのかに興味があったので選択しました。
あと、今回の車両で最低限のいじりとして考えているのは、ホーンの交換とドラレコの装着です。純正のホーンで相手に聞こえているなんて思えないし、何よりドラレコは証拠としての必要性が高く、どちらも自分を守るという観点から外せません。
そんな観点からチョイスしたのがこれ。MITSUBAホーンの中でも安く・ボディがコンパクトで音が大きく、R25でも使用しているホーンです。
で、Amazon中華製のドラレコですが、これもR25で使用しているものと同じメーカーで特に問題もなく録画できています。その中で、今回はディスプレイ無しの少し安い方にしました。
ディスプレイが無くともWiFi機能もあるので、スマホで画角をチェックしながらセッティングできますし、簡単な操作もアプリから行えるので便利です。
消費電力にはご注意を!
電気系はこの程度にして、R25での反省も踏まえ、念のために交換後の消費電力の差を考慮してみました。
GSX-S750
YZF-R25
GSXの場合、ドラレコと電圧計を取り付け、そしてバルブを交換しても純正と比較して-3.7Wなら、レギュレーターにも優しいカスタムになったんではと思います。
R25の場合は、グリップヒーターを使わない時期には-44.7Wも電気が余り、これによってレギュレーターが何度もパンクしました。電力消費量を計算せず、興味本位で取り付けや交換をしたのが原因です。
バルブの交換の際にはLEDにしたい!とお考えの方は、このような事にならないように消費電力にはお気をつけください。