YSS ハイブリットリアサスペンション
今回はカスタムの定番であるリアサスペンションの交換をしました。物はYSS東京堂ハイブリットリアサスペンションで、ガスとオイルの2層構造が特徴となっています。
メーカーサイトによる製品説明は、
「ノーマルショックで段差を乗り越えた際のふわふわ感」「二名乗車時の底付」を解消するためにノーマルショックのバネレートを変更したYSS・東京堂のコラボレート専用サスペンションです。
減衰、伸長時の特性が向上し乗り味が変わります。
ガスとオイルのダブルチューブ(2槽式)ハイブリットサスペンション(DTG)です。アルミボディーです。
メーカーホームページより引用
となっており、何やら交換する事で、乗り心地がかなり変化するような期待を持たせてくれます。
あと毎回思うのですが、このような商品説明のうまさで人って乗せられますよね。想像の中でどんどんいい方へ物事が膨らんで、決してマイナスなイメージは湧かない。そう思い出したらもう欲しいとなるんですよね。さすがです。
ノーマルのサスはどうなんだ?
想像の中ではもうすでにモトGPレベルまで性能が上がっているのですが、いざ乗ってみるとあまり違いは分かりません。というのも、ノーマルのサスペンションにしても相当な時間のテストとこれまでのフィードバックの積み重ねがある訳ですから、社外品よりは上じゃないかと思うのです。
コストの問題で妥協している部分、例えば素材であったり構造などが受け入れる事ができるかどうかであって、性能はバイクが壊れるまで付き合ってくれるはずと思っています。
というのも、以前40,000kmを超えたあたりでR25のフロントフォークのオーバーホールを考えていて、ジェネレーターの交換時にショップでその旨を尋ねたら、「毎日乗ってます?」と聞かれ、毎日乗っているならオイル漏れがない限りまだまだいけますと言われた事がありました。
まあ、それほどショックについては限界は先にあるんだなと思ったのです。じゃ、なぜ交換するのって話なんですが、今回の件に関してはマフラーもショックもそうなんですが完全にデザイン優先です。ノーマルの金属部分とその構造がなんとなく納得がいかず引っかかったのです。
ショックのブランドとしては名の通ったSP武川もあるのですが、こちらはスプリング自体は黒でも本体のシルバーが目立ちすぎるので避けました。
で、シートの色と合わせて「赤?」とも思ったのですが、ちょっとくどいというか赤多すぎって感じなので、最終的にはブラックの色と価格でYSSを選択しました。
交換したメリットは?
で、探して見つけたのが今回のサスペンションなんですが、性能的なメリットとしては純正と違いバネレートが調整できる点ですね。荷物を積む事が多いとか、タンデムがメインなんて人には向いている機能です。
それと、メンテナンスがしやすい点でしょうか。純正のものはカバーが上から被さるデザインなので掃除もしにくい。その上潜り込んだ水分も抜けにくそうなので錆も怖い。構造上、その点はカバーできます。
交換したメリットとしてはこんなところなんですが、私にとってのメリットは「納得」だけですね。性能に関しての比較は分かりづらいし、ただの自己満足だけです。
交換のデメリットは?
まあ意外と重い純正のサスペンションが、家の中で邪魔になるという事ですね。割り切って売り飛ばしてもいいのですが、なんとなく「また戻す事もあるかも?」なんて貧乏性な事を考えてしまい、いつしか忘れ去られる事でしょうか。
これよりもっと大きいデメリットは「お金がかかる」という点ですね。色々とこだわると費用がかさむのですが、今回それが可能となったのはR25とGSXを売却した原資があったからです。
R25で11万円、S750で52万円ちょいの合計63万円から、バイクの購入費用を差し引いた分で、今回のサスペンションやらヘルメットやらを購入したので気にならなかっただけです。
カスタムや交換なんて、気軽にホイホイとはできないのでネット上の情報を集めて検討してとなるのですが、その情報の一つとしてこの記事がお役に立てればと願っております。