いや〜、ホンダはとにかく隙間がない
導入したドライブレコーダーは、tandem819でお馴染みのVSYSTO ドライブレコーダー。
R25・GSX-S750に続き、これで3台目の導入になります。
今回は、間違ってGPSなしを選んでしまいましたが、値段なりに色々と性能が違うんでしょうけど、同じようなものでGPSがセットになってこれより安いのがあったりします。
このようにアマゾン中華製はモデル毎の区別がつきにくいのが難点ですが、根気よく比較しながら購入すればお得が見つかると思います。
ドアレコ本体の取り付け
本体は一応防水となっているので、取り付けは車体の外でも可能なんですが、配線のジョイント部分がかなりかさばるので収納する場所に悩んだのです。
あっちこっち考えた結果、シート下にある開閉できるフレームに収める事に。ただ、配線を通す穴らしきものがない。なので、勇気を出して新品パーツを削り取りました。
カメラの取り付け
VSYSTOはカメラを取り付ける土台がプラスチックのため、平らなところでないと取り付けができません。なのでフロントはハンドルに、リアはフェンダーに取り付けました。
GPSの取り付け
位置情報を取得するGPSも取り付けるところがない。なので、シート下の平らで配線を取り回しやすい場所を選んで取り付け。
そもそもの電源の取り出し方法
何を付けるにしても電気は必要なので、今回も、これまで同様にデイトナのアクセサリー電源ユニットを使用しました。
このモデルは防水なんですが、もう一つヒューズを取り替える事ができるタイプもあります。どちらも一長一短なんですが、コンパクトに収まるのと車体の外にでも取り付けできるって事で、これを使っています。
この電源ユニットにはキーONで電気が流れるACC電源が必要で、それを取るためにブレーキラインから分岐するJA58専用のキタコの製品を使いました。
商品説明ではホンダ専用の端子を使っているとなっていますが、若干のサイズ感の違いがあり脱着しにくい。
なので、接続を間違ったりして取り外す時は無理に配線だけを引っ張らず、オスメス共に小さいペンチで端子の丈夫なところを掴んで外す方がベスト。
万一、純正側のハーネスの端子が取れると、コストカットのため配線が短すぎて修正不能になりかねませんのでご注意を。
私も接続を何度かやり直してたのですが、やはりサイズ感が違い脱着しにくい。なので分岐するハーネスを自作してそこから取り、それをデイトナのACC配線とつないで電源確保。主電源はバッテリー端子から直接取っています。
アースは最終的に各アクセサリーの配線からデイトナに戻ってくるので、それを流すために電源ユニットのマイナス線を車体フレームのアースポイントに持っていけばOKです。
デイトナの使い方については、こちらの記事を参照ください。
3電源の使い道
デイトナからは7.5Aが2本、5Aが1本と電源を3つ取り出せるので、ドラレコ・電圧計・eヒートグローブに使いました。
ただ、7.5Aは推奨4A、5Aは推奨2Aとなっているので、ホーンの電源に使うには7.5Aのラインそれぞれを分けて使うならともかく、一発では無理なので別に配線を取る必要があります。
また、スマホ充電器だけしか取り付けないとしても、ブレーキラインからの分岐を直接使うのではなく、あくまでもACC電源として主電源はバッテリーから引っ張ってくるのが望ましいと思います。
徹底したコスト意識の車体
今回、初めてホンダの車体を触りましたが、フレームとカウルの間とかハンドル周りなどどこも隙間がほとんど無く、配線一つでも余分に重ねると各車体パーツが元に収まりません。
配線の長さ1mm、車体フレームとカウルの空間の数mm、これらを徹底して無くし、数万台生産する上でのコストを下げながらデザインは崩さない。この徹底した意識がホンダスピリットなんでしょうね。
特にハンドルでは、一度外してしまうと元のネジが届かなくなったりして締めれなくなりました。10mm長の短いボルトやネジは特に顕著で、カブ乗りの方と話をしていても、素人が組み戻した場合はほとんど使えなくなるそうです。
あと、カウル類の脱着も結構大変で、これもサイズがカツカツなので適当が通用しません。サービスマニュアルと動画で学習してなんとか脱着できましたが、ヤマハR25やスズキGSXと比較してもクリアランスの無さは天下一品ですね。
このおかげでDIY史上で初めて、日没による作業終了までに元に戻せず、雨風を避けるためにムキムキの状態で軒の下で放置する。これを3日間も繰り返す事になりました。恐るべし、ホンダ。