時間帯によって変わる景色
今回ご紹介するのは、大阪港から咲洲・夢洲・舞洲をぐるっと回るプチコースです。ただ走るだけだったら30分もかからないのですが、そこそこポイントもあるのでじっくりと回る事もできます。
一番のオススメは、大阪で一番美しい夕日が見れるダイヤモンドポイントで日没を楽しんで、その後、橋を渡りながらライトアップされた港内の夜景楽しんでいただくと、大阪湾の良さが伝わると思います。
偶然、さんふらわあと遭遇
私は、早朝にこのコースを走る事が多く、いつものように海遊館のある天保山の大阪港ダイヤモンドポイントへ。ここは早朝だと、コンテナを目一杯積んだ船が次々と出航するのが見れるのです。
次々と出向するコンテナ船
「どこまでいくんだろう」とか「あの船の船員だったら、何ヶ月海の上にいないとダメなんだ?」なんて考えると、小さな事なんてどうでもいいような気分になります。
そんな事を思いながら沖を見ていると、何やらデカイ船が湾内に入ってきたのです。コースを変え、船体の横が見えた時、あの太陽のマーク。そう、今回はさんふらわあと遭遇しました。
急いで咲洲のさんふらわあターミナルへ
天保山から海底を通るトンネルを抜けると、そこは咲洲。大阪府庁舎があるところです。ここにターミナルがあって船は入ってきます。
実は、間近にさんふらわあを見るのは40年以上なかったのです。学生時代、夏休みに四国に行くのに一度乗船しただけで、久しぶりに見る船体にちょっと興奮しながら入港を待ちました。
それにしてもデカイ!
その先は行き止まりなんですけど…
目の前をさんふらわあが過ぎて行きます。この先は行き止まり。きっとタグボートが出てきて引っ張って旋回するんだろうなと思っていたら、急に停止。しばらくするとエンジン音が上がって自力で旋回するじゃありませんか。
後ろに見えるのは咲洲の大阪府庁舎
えっ、Uターンするの、ここで? 見た事ない景色に思わず興奮しましたよ。
いや〜、びっくりしました。ゆっくりと船の向きを変えるのは理解しましたよ。でも、自動車に置き換えれば、かなり狭いところでのUターンですよ、これ。
しかも、操舵するところは高いところにあるので、かなり難しいと素人でも思います。ある意味、これは大阪の誇りですね。一見の価値ありです。
2025大阪万博予定地
咲洲から海底トンネルで夢洲に渡ると、そこは2025大阪万博の予定地です。まあ、これ以外は何も無いところなんで、特に見るところはありません。
だだっ広い土地が大阪万博の予定地で、現在も何やら工事が進められています。
夢舞大橋
奥に見えるのがUSJの観覧車です
この橋は、大阪湾の夜景が見れてキレイです。
アラビア? インド? どこ?
はい、ここは舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理場)です。
環境保護芸術家として有名な、オーストリアの故フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインしたとの事で、このような外見になっています。
プチツーの仕上げ
最後は舞洲から此花区へ橋で渡ってUSJに行くか、もう一度、コースを戻って天保山に帰り、海遊館や観覧車もアリです。
USJへ向かうには此花大橋を渡るのですが、この入口が高速の案内と重複しているので、初めての方は「えっ?」となりますが、安心して渡ってください。橋の途中で左に高速の入口が出てきて、そのまま直進すると此花区へ渡れます。
また、舞洲から常吉大橋を渡ると、大阪で一番大きな河川の淀川沿いを走るルートに出ます。特に何も無いのですが、淀川のデカさを実感できます。
また、そのまま先に進むと、スーパー銭湯の上方温泉一休がありますので、ここで気軽に温泉気分も楽しめます。
いつものツーリングでシーサイドを走っている気分になれますし、時間帯によって表情が変わるので、大阪の方だけでなく、近隣の皆さんにもオススメのコースです。